化学肥料・化学農薬不使用の農業生産者が薦める「野菜の選び方」

(1) 新鮮なものが一番大切な条件です。

(2) 葉菜類は、みずみずしいことと、色は少し薄いくらいのものを選んだ方がいいと思います。というのは、硝酸態窒素の含有量が少なく、旨みや甘みがあり、エグみが少ないからです。少し進んだ直売所では硝酸値を測って商品に表示されています。
できれば 1,000ppm 以下を選ぶと安心です。

(3) 生産者と対話ができる場合、除草剤の畦畔(ケイハン・あぜ)や圃場への使用を確認することが重要です。というのは、使用した圃場の野菜や植物に、その成分が吸収されると催奇性(生物の発生段階において奇形を生じさせる性質や作用をいいます)をもたらす物質を体内に取り込む危険性があるためです。

(4) 日本では、最近、輸入農産物の残留農薬の基準値が大幅に緩和されました。小麦やトウモロコシ、大豆、綿花等に至るまで、少し怖いくらいの品目と数値となっています。
特に妊婦さんには絶対食べてほしくないものが何種類もあります。

化学物質過敏症の方が全国で 100 万人以上いらっしゃいます。そんな方やアレルギーの方、ヒスタミン中毒の方等は、特に、信頼できる生産現場や農業生産者との信頼関係を築き、農業生産者へ活力を与え、自分たちも健康を手に入れるという Win Win の関係を創りましょう。
60 歳以上の農業生産者が現在 73%の現状と自給率 38%、あまり大丈夫とはいえない日本の食の改善を一緒に考えましょう

これから順次、季節(旬)の野菜の選び方をご紹介していきます。

【当協議会委員:中村進卓】